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CASE7:土壌微生物多様性・活性値分析を継続的に行い営農に活用している佐々木陽悦さん

 土壌微生物多様性・活性値分析を3年ぐらい前から計4回行い、その結果を営農に生かしている、宮城県大崎市の佐々木陽悦さん。佐々木さんは、全国エコファーマーネットワーク協議会の会長でもあります。

 今回、佐々木さんが土壌微生物多様性・活性値分析を依頼した土壌は、圃場整備後の初年度の圃場。
  その活性値は、170万を超え、偏差値75以上と全国トップレベルでした。「土壌微生物多様性・活性値を高くすることを意図的に行ってきましたが、こんなに高い値が出て、正直驚いています」という佐々木さん。

  継続的に土壌微生物多様性・活性値分析を行い、営農に活用している佐々木さんから、土壌微生物多様性・活性値分析との出会いから今後の活用可能性まで、お話を伺いました。


‐土壌微生物多様性・活性値分析を行うきっかけを教えてください

  私は、水田4.5ha、園芸70a(鉄骨ハウス20a、パイプハウス20a)を経営しており、有機農業は10年以上実践しています。
  土壌微生物多様性・活性値分析をする以前から、水田の土壌中の微生物が多いと、
  @水が濁り抑草効果がある
  A地上の生物も多い
  B未熟な堆肥などを入れても分解してくれる
と、土壌中微生物の効果を実感していました。

 自分がやってきたことを検証する手段が欲しいとずっと思っていました。
3年ほど前、日本土壌協会さんから、土壌微生物多様性・活性値分析を紹介していただき、「自分が探していた分析法は、これだ!」と思い、診断を依頼しました。

  診断してみると大変おもしろいですね。何回か診断を繰り返すうちに、どのようにすれば活性値を高くできるか、分かってきました。

▼たじりエコベジタブルの水稲土壌を分析したプレート。無農薬・無肥料で自然に配慮して育てた結果、値は1,728,366と非常に高くなりました。


▼ 新規就農者を指導する佐々木さん


▼パックテストによる水路の水質調査

‐結果をどのように活用されていますか?

「田尻田んぼの生きもの調査
プロジェクト」で話される佐々木さん

 今年は、圃場整備後の水田に米ヌカ、屑大豆、豚と鶏糞の堆肥を入れて、土づくりをしました。 水田の水が濁り、ほとんど除草の必要がありませんでした。
 土壌中の微生物がかなりいると想像していましたが、今回の高い活性値がそのことを証明してくれ、喜んでいます。

 園芸では、同じ作り方をしていても、土壌病害が出るものと出ないものがあります。この場合も土壌病害を起こさない圃場は、起こすものに比べ、活性値が高く出ます。
  つまり、土壌微生物多様性・活性値分析の結果が個別の病気の検証に役立ちます。

 私の圃場では、活性値分析の検査結果が営農と結びつき、分析結果をみながら、資材とその投入量を決めるなど、営農改善に役立てています。

‐土壌微生物多様性・活性値分析の今後の普及性についてお聞かせください

  地域の生産者のなかに、土壌微生物多様性・活性値分析について、私と同じ認識を持つ方が10名ほどいます。秋には土壌の化学分析をして、土壌微生物多様性・活性値分析とセットで研修会を開催したいと思っています。

  慣行栽培を行っている生産者のなかには、有機農業を行っている生産者より、高い活性値を示す方もいます。このような生産者は、適切な堆肥や水の使い方をしています。
  エコファーマーは全国で約20万人いますので、多くのエコファーマーが土壌微生物多様性・活性値分析を活用して、技術の検証をして欲しいと期待しています。

 
▼ 研修生指導風景
▼  生き物調査で説明する佐々木さん

 

 

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