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CASE2 : 北海道上川郡当麻町 当麻グリーンライフ 瀬川守社長
   「イトミミズが豊富な水田で、驚きの活性値200万超えを達成!」

北海道当麻町で、米、野菜を約140haの圃場で栽培する当麻グリーンライフ。野菜・畑・水田圃場の9割の面積で有機農産物を生産する。社員は事務員を入れて15名で、ピーク時は、臨時職員を合わせて約100名を雇用する。
当麻グリーンライフでは、5つの圃場で土壌微生物多様性・活性値分析を行い、水田の活性値は、驚きの200万超えを達成した。偏差値83.8で、全国の圃場の上位0.1%に相当する。社長の瀬川守さんから、土壌微生物多様性・活性値分析や有機農業について伺った。

−土壌微生物多様性活性値を調べた最初の印象はいかがでしたか?

土壌微生物について、尺度があるのはとても良いと感じました。日頃から微生物が中心になって作物が育つのは間違いないと思っていたからです。

ただし、今回調べた、水田の活性値がなぜあれほど高いのか、自分でも分かりかねています。一つ言えるのは、調べた圃場は、水田でも有機栽培では古い方で、しかも粘土質でした。水田の新しい・古い、および土質が活性値に影響していると想像できます。

活性値が低いところは、新しい圃場が多いようです。当麻グリーンライフの圃場では、多くの圃場を借り入れて耕作していますので、5〜10年間かけて、活性値を高くしていきたいと思っています。

▼当麻グリーンライフさんの水稲圃場の土壌微生物多様性・活性値を分析したプレート。

▼有機栽培の水稲圃場。

−有機農業に対するお考えについてお聞かせください。

連作をしても連作障害を起こさない土づくりをすべきだと考えています。当社のトマトの圃場では、トマトを10数年間、連作していますが、残渣を全量すき込むなどしており、連作障害は起きていません。土壌中の微生物のバランスがとれていれば、連作障害は起きないと思います。

また、有機農業のモデルタウンに指定されたのを機に、田んぼにドジョウが棲息しているかどうか、調べました。残念ながら、調査当初は見つからなかったので、外からドジョウを田んぼに入れました。ドジョウの棲息には都合の良い環境ができていたようで、2年目から爆発的に増えています。

イトミミズについても調査しています。イトミミズは、ドジョウのえさになりますので、イトミミズの増加とドジョウが増えたことは関係があると言えます。私の田んぼには、化学肥料を入れた田んぼの何百倍ものイトミミズが棲息しています。

−土壌微生物多様性・活性値分析の今後についてはどのように思われますか?

地上部の生物多様性と土壌の微生物多様性は、相関があると考えています。つまり、地上のバランスが取れている圃場では、土壌の微生物のバランスも取れていると思います。

当社では、土壌微生物多様性・活性値分析の結果を使って、研修を実施しました。今までカンに頼っていた土壌中の微生物の状況を数値化して、今後の営農に生かすためです。今後の対策を考える際に有用なこの技術は、今後、国内でもっと普及して欲しいと感じています。

 
▼有機栽培のホウレンソウ。
▼有機栽培のシシリアン・ルージュ 。
  社長の笑顔も素敵です。

▼有機栽培の小豆圃場。みずみずしく美しい!

 

 

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